乗馬用ヘルメットを選ぶ時のポイントとは?乗馬用ヘルメットの雑学を紹介

乗馬用ヘルメットとは、乗馬専用の頭部を保護するための道具のことです。馬に乗ると地上高2.5mを超えるほどの高さになるだけに、通常のヘルメットに比べると強靭性が高く安全面に配慮されているのが特徴です。バイザーがついていたり、素材がベルベット・硬質プラスチックなど色々な仕様とデザインが用意されています。雑学として西部劇ではヘルメットを装着していませんが、あくまで格好良さを重視しているからで趣味で乗馬するときは、必須のアイテムです。
乗馬用ヘルメットとバイク用ヘルメットに違いはある?
乗馬用とバイク用のヘルメットは、それぞれの用途に合わせて設計されているため明確な違いがあります。 まず乗馬用ヘルメットは馬の背中から落ちたり、馬に蹴られたりすることを想定して頭頂部から後頭部までをしっかりとカバーする構造になっています。一方のバイク用は転倒時の衝撃や飛来物から頭部だけでなく、顔面も守るためにフルフェイスタイプやシステムタイプなどが多く使われています。 また通気性の観点からも差異が見られます。乗馬用は大量に汗をかくことがあるため、通気性が高く蒸れにくい素材や通気孔があるものが多くあります。対するバイクタイプは防風性や防音性をより重視するために密閉性が高く通気性が低いものが多くなります。デザインに関しても乗馬用は伝統的な雰囲気や競技規定に合わせて、シンプルでシックなデザインや色合いのものが多い一方、バイクの方は個性や好みを表現するためにカラフルで派手なデザインや色合いのものが多くあります。
乗馬用ヘルメットにもフルフェイスは存在する?
乗馬用ヘルメットは一般的にはオープンフェイスと呼ばれるタイプのものが多く使われていますが、フルフェイスタイプのヘルメットも存在します。フルフェイスタイプのメリットとしては事故時の衝撃や飛来物から頭部をより強く守れること、また風や寒さから顔面を保護できることが上げられますが、強固に守れるゆえに視界が狭くなりやすく、重量が重く首に負担がかかりやすいデメリットがあります。伝統的な乗馬スタイルの雰囲気に合わないことも欠点と言えば欠点になります。そのため現在はオープンフェイスタイプが主流となっています。 オープンフェイスタイプが好まれる理由は、乗馬では必須ともいえる広い視野を確保するためです。これは乗馬を安全に行うためにとても大切なことです。また通気性にも優位性があります。スポーツですので大量に汗をかくことがありますが、密閉性が高い場合は非常に蒸れやすいです。その点、オープンフェイスは顔面が開放されているため、通気性が良く快適です。
乗馬用ヘルメットには落馬した時に頭部を守る役割がある
乗馬を安全に楽しむために付けなければいけないのはヘルメットです。乗馬用の専用のヘルメットが販売されているので、自分の好きなデザインのものを購入して使うこともできます。馬に乗る人がこのような装具を身につけなければいけないのは、万が一の事態に備えるためです。馬から落ちてしまった場合にも頭を怪我しないようにするために、つけて乗ることが必要です。何もつけないで馬に乗ってしまうと落馬した時に頭から落ちた場合、大きな怪我をしてしまうこともあります。ですがしっかりと頭を保護するものをつけていれば、地面に頭から落ちた場合でも、衝撃を軽くすることができます。初めて馬に乗る人は特に、こうした装具を必ず身につける必要があります。馬に乗ることに慣れていない人は、背中の上でバランスを崩してしまうこともあるので、そのまま下に落ちてしまうこともあるからです。乗馬に慣れてからも、頭を保護するものを身につけていれば非常に安全です。
乗馬用ヘルメットはオーダーメイドできる?
乗馬用のヘルメットは、オーダーメイドをすることによってデザインやカラーを好きに選択することが可能です。乗馬を行うためには安全性を向上させる必要がありますので、その人の状況に適したものを制作していくことは理にかなっているといえます。また、オーダーメイドを行う時にはいくつかの方法がありますので、自分に適した方法を選択する必要があります。乗馬用品店などに赴いて専門的に作ってもらう方法や、インターネット上で予約を入れて作っていく方法などがあります。実際に作っていこうとする場合には、頭や形などを測定してもらう必要もありますのでネットで頼む場合には、そういったサイズをきちんと提供しておかなくてはいけません。間違いのない方法で作ってもらいたい場合には、実際に店舗に行って状態を確認していくことが好ましいです。そこから快適なヘルメットになるように改良を加えていくこともできますので、乗馬用の製品は汎用性が高いです。